2. インストールと基本的な設定

  • LINUXのみ対応.Windows, Macには非対応.

  • 言語:C++

  • ライセンス:GPL v2

  • OPENMPによるマルチスレッド計算に対応.

  • バグが見つかった場合は, seko at cms.mtl.kyoto-u.ac.jp まで連絡して下さい.

  • CLUPANを学術論文のために使う場合は, [1] を参考文献として下さい.

Bibliography

2.1. ダウンロード

最新のソースコードは以下のページからダウンロードできます.

sourceforgeのsubversionからも最新のソースコードをダウンロードすることができます.:

svn co https://clupan.svn.sourceforge.net/svnroot/clupan clupan

2回目以降は,:

svn update

のコマンドで最新のものと同期します.

2.2. 必要なライブラリ

OSがubuntuの場合,aptを用いてBOOST, GSLをインストールすることができます.:

aptitude install libboost-dev libgsl0-dev

マルチスレッドの計算には,2つのライブラリが必要です.

OSがubuntuの場合,aptでインストールできます.:

aptitude install libtbb-dev

2.3. コンパイル

  1. ソースコードの展開

    次のコマンドによりソースコードを展開します.:

    tar xvfz clupan-0.7.tar.gz
    
  2. Spglibのコンパイル

    libsymspg.aの作成(http://sourceforge.net/projects/spglib):

    cd clupan-0.7/spglib
    ./configure
    make
    cp ./src/.libs/libsymspg.a .
    
  3. clupanのコンパイル

    マルチスレッド計算非対応のコンパイルには,makefile.intelもしくはmakefile.g++を用いる. マルチスレッド計算対応のコンパイルには,makefile.mt_intelもしくはmakefile.mt_g++を用いる. g++を用いてマルチスレッド対応のコンパイルを行う場合,version 4.2以上を使う必要があります. インテルコンパイラーを用いて,マルチスレッド対応の計算を行う場合,以下のコマンドでコンパイルを行う.:

    cd clupan-0.7
    cp makefile.mt_intel makefile
    make
    

2.4. 基本的な設定

  • 配列のスタックサイズを変更するため,zshの場合,.zshenvに次のコマンドを書き込む.プログラム使用前に,コマンドを入力してもよい.:

    ulimit -s unlimited
    
  • openmpを使ってコンパイルを行い,計算時にスレッド数を変更したい場合,環境変数OMP_NUM_THREADSを設定する.bash, zshの場合,:

    export OMP_NUM_THREADS=2